さすらい
離婚したことは悲しいし、悔しい。かといって、新しいパートナーが欲しいかと問われると欲しいは欲しいが腹の底から欲しいわけではない。再婚も考えていない。まだ、心の傷が癒えていないんだ。
そりゃ、自分から望んでいない離婚なんだから心が癒えるわけがないし、むしろ腹立たしい気持ちもある。でも元妻に対しても、感謝の気持ちもある。あのままずるずる婚姻生活を続けていたら家計は破綻していただろう。
離婚して失ったものは大きい。しかし、得たものも少なからずある。それをどう生かすかは俺次第だ。
Twitter上で離婚後、初めてお子さんに会うという方がいらっしゃった。会うのが怖いと言っていた。確かに分かる気がする。どんな顔して会えばいいのか、子供はどんな反応するか、緊張度は相当高いだろう。俺ももう半年以上会ってないな。小学校低学年ぐらいだと離婚の意味もあまり分かってないだろうな。俺は多分会ったら泣くだろうな。カッチョ良い父ちゃんにはなれないと思う。
死にたい気持ちはずっとある。でも怖さを感じる。自殺未遂をした時も結局怖くなってやめた。生かしてくれようとする人がいる。でも死ぬときは一瞬だ。突発的にやってくる。それが自分でも怖い。突発的に自殺したら遺体が発見されるまでに数日かかるだろう。誰が気付いてくれるのだろうか。体は腐乱していそうだな。
今日の一曲は「さすらい」。
「さすらいもしないで このまま死なねえぞ」
このワンフレーズが好きだ。俺はさすらえていない。さすらうって何だろう？
あてどなく旅して歩く、流浪する、ことらしい。あてどなく旅などしたくないが一人になったおかげで身軽にはなった。だけどやっぱ家族がいた方が楽しいに決まってる。家族もいない、友達もいない、家に引きこもり、仕事もせず、復職しても長続きする気がしない。また、うつになって辞めてしまいそうな気がする。どうにか食らいついていく覚悟が必要だ。プライド、恥ずかしさ、全部取っ払って進みたい。綺麗ごと並べているだけでやっぱり家族が欲しい。相談できる人、話を聞いてくれる人が近くにいるだけでどれだけ心強いか痛いほど分かる。
想い出の品もほとんど捨てた。4LDKの戸建てから1LDKのアパートへの引っ越し。誰がどう見てもお粗末な転回だ。その辺りのことも今後どう伝えていくかが鍵になりそうだ。
感情がまとまらないまま、書き始めてしまったので、行ったり来たり、の文章になったことをお詫びする。
↓それでは聞いてください「さすらい」
さすらおう この世界中を
ころがり続けてうたうよ 旅路の歌を
まわりはさすらわぬ人ばっか 少し気になった
風の先の終わりを見ていたらこうなった
雲の形を まにうけてしまった
さすらいの 道の途中で
会いたくなったらうたうよ 昔の歌を
人影見あたらぬ 終列車 一人飛び乗った
海の波の続きを見ていたらこうなった
胸のすきまに 入り込まれてしまった
誰のための 道しるべなんだった
それを もしも 無視したらどうなった
さすらいもしないで このまま死なねえぞ
さすらおう
