ただ、なんとなく

ただ、なんとなく気になったんだ。なぜ、離婚しなければならなかったのかって。俺には腑に落ちない点がいくつかある。なぜだろう、なぜだろう、なぜだろう。

考えても答えが出るはずがない。

そこで俺は元妻ちゃんに改めて離婚理由を聞くことにした。もちろん手紙でだ。

返信が来るかどうかも分からない。過去二回の手紙は元妻ちゃんからの手紙はなく、子供たちからだけだった。何がそうさせたのか、なぜそうしたのか、それも気になるが今回はそこには触れていない。

離婚理由がただ、なんとなく気になったんだ。

出来ることなら離婚なんてしたくない。当たり前だ。離婚したということは好きではなくなったのか。愛情がなくなったのか。だとすれば悲しい。最後の面会の時も冷めた目でこっちを見ていた。にこりともせず、冷たい目だった。今でもあの情景を覚えている。

鬼滅の刃をテレビでやっている。家族で最初で最後に観に行った映画だ。さくとしょうは覚えているだろうか。約一年前だな。あの頃が懐かしい。俺が病気にならなければ、病気じゃなければこんなことにはならなかったのか。病気のせいにしたくはないがそれも理由の一つになるんだろう。病気にかかって休職して収入が無くなったんだから。

教えて欲しい。離婚理由を。そして愛情があるのかないのかも。やっぱりそれは聞かない方がいいかな。

子供面会用にアドレス作成して送りますって言ってから半年以上経ちますけど何の音沙汰もない。会わせる気がないのか。俺はもう子供に会ってはいけないのか。そういう存在なのか俺は。父親だぞ。死んだも同然か。手紙のやり取りだけ。二次元でのみ繋がっている。

だがこのご時世、コロナがあるからなかなか会うのも厳しいかな。。って自分を慰めている。ただ、それも一理あると思う。緊急事態宣言でてるし。

本当に夜はパフォーマンスが落ちるな。30分で1000文字書けない。朝はすらすら言葉が出てくるけど夜になったら朝ほどすらすら出てこない。やはり朝起きて、散歩して朝飯食って、すぐ書いた方が良さそうだ。

もう22時を過ぎている。もう寝る時間だ。子供たちも寝ているのかな。会いたいな。会いたいな。頭がおかしくなりそうだ。家族を失った。家庭を失った。妻を失った。子供を失った。もう何も失いたくありません。命は。。命は奪ってくれてもいいです。

ただ条件があります。寝てそのまま起きないで死にたい。それだけです。一番楽な死に方だと思います。死神がいるならそうして俺を殺してくれ。今すぐに。